35歳、SESから社内SEへの転職で120社の不採用通知を受け取った私。当時は環境のせいにしていたが、実は自分の「職務経歴書」に致命的なバグがあった。連敗から脱出した具体的な修正ポイントを公開する。
同じように書類選考や面接で苦戦している方の参考になるかもしれないし、ならないかもしれない。
1. 職務経歴書の誤字脱字をAIでデバッグする(過去の自分を信じるな)

職務経歴書にバグ(誤字脱字)がある時点で、エンジニアとしての適性を疑われても仕方がなかった。
前回の転職時に使用した職務経歴書に追記したのだが、昔の経歴に誤字があることを、友人の指摘で発見した。
友人からは指摘の他にアドバイスもくれた。持つべきものは友人である。
以降、文書を作成したり編集するときは常にAIに確認させ、誤字脱字のほかにも日本語表現のチェックを行うようにしている。
【対策】過去の自分を信じるな、生成AIにレビューさせろ。
人間は自分のミスには気づけないものです。今の時代なら、作成したテキストを生成AI(ChatGPTやGemini)に流し込み、「誤字脱字のチェックと、読みやすい表現への推敲」を依頼するのは必須だ。
2. 転職サイトの登録データを同期する(Wordを更新したら各サイトも更新せよ)

これも情シスとしてあるまじきミスだが、手元のWordファイル(職務経歴書)を最新版にアップデートしても、リクナビNEXTやdodaなどの転職サービスに登録しているデータの更新をおろそかしていた。正しく言えば更新したつもりだけど、反映されていなかった。更新したらマイページから改めて確認すべし。
結果として、一部の企業には「修正前の古いデータ」や「不備のある履歴書」が届き続けていた。
【対策】WordをUpdateしたら、各転職サービスの履歴書もUpdateすること。
最新のパッチを当てたなら、すべての環境にデプロイ(反映)しなければ意味がない。「どこか一つ直せばいいだろう」という甘えが、チャンスを自ら潰していた。
3. 面接の質疑応答(想定問答)をアップデートする(面接の都度ブラッシュアップせよ)

途中まで、私は面接時の質問を想定した回答を事前に準備していなかった。それなりに社会人経験があったのめ何とかなると思っていたが、自分のことを話すことはシステムの説明をするよりも難しかった。
システムは仕様書に情報を落とし込むが、面接を想定した自分の仕様を落とし込む作業をしなかったので、本番では回答内容に一貫性がなかったり、浅い回答をしてしまった。
【対策】面接を想定して質疑応答を作成し、面接の都度ブラッシュアップすること。
一度作って終わりではなく、面接でうまく答えられなかったことや、新しく聞かれたことをその都度「想定問答集」にマージ(統合)していく。この継続的なアップデートこそが、内定への最短ルートだ。俗に言うPDCAってやつだ。
結論:120回の不採用は「デバッグの記録」だった
120社落ちた事実は変えられないが、その過程で一つずつバグを潰していったからこそ、今の「社内SE」という安定した稼働環境(キャリア)に辿り着けたのだと思う。
今、転職活動がうまくいかずに悩んでいる人は、自分自身の「仕様書」と「準備」にバグが潜んでいないか、もう一度だけデバッグしてみてほしい。

